『フリージア』 NPO団体 ニート・ひきこもり・不登校相談支援室

親の会やカウンセリングを通して 当事者さんとご家族の相談支援を行っています

| HOME |


  透過鯉のぼりライン3匹157-17
3KB (157 x 17) 次回の親の会は2019年5月5日(日)10時から12時半です 透過鯉のぼりライン3匹157-17
3KB (157 x 17) 個別カウンセリングも 随時 承っております 透過鯉のぼりライン3匹157-17
3KB (157 x 17)  

≫ EDIT

Cさんの場合

Cさんの家の近所に新しく本屋さんができました。

品揃えのよさを気に入ったCさんは、また来ようと思い、店の人に営業時間と定休日を尋ねておきました。営業時間は午前10時から午後8時までで、定休日は第一と第三木曜日ということでした。

その後一か月ほど経って、お店では店内のレイアウトを少し変更するために、定休日に加えてその翌月は第三金曜日も臨時休業することになりました。決まった後は、店内には何か所かに「臨時休業のお知らせ」の張り紙がされ、ホームページにも案内を載せ、レジでもお客さんに伝えました。

しかし、Cさんが臨時休業について知る機会はなく、何も知らないままCさんがほぼ二か月ぶりに、 二度目に来店した日と、その臨時休業の日が重なってしまいました。店は閉まっており、入り口には臨時休業のお詫びとお知らせの張り紙がありましたが、中は電気がついており、店のスタッフの働いている姿も見えます。

ムカッときたCさんは勢いよく入口のドアを叩きました。店の人が出てきて、今日は休業していることを告げると、Cさんは「そんなことは聞いてない」と激しく怒りはじめました。店の人が、店内には張り紙もしていたことや、ホームページでも案内をしていたことを告げると、Cさんは「自分が訊いたときには、ホームページのことは言わなかったじゃないか。店が休みと知っていたら別の予定を入れていた。どうしてくれるんだ」と、店の不親切を大声でなじり、揚句は「店に入れろ」「本を買わせろ」と怒鳴り始める始末です。

奥から店長が何事が起こったかと出てきて、Cさんに事情を聞き「お客様の言われる通りです。ホームページの案内をしなかったのは、店の落ち度でした。本当にご迷惑をおかけいたしました」と平身低頭に謝り続けました。しばらくは怒っていましたが、やがてCさんは「以後は気をつけてほしい」と言って帰って行きました。  


    

  ------------------------------------------------- 


 Cさんは二か月も来なかったんだから、仕方がないじゃないか。そんなことで怒るなんてCさんはクレーマーだ」と、思われた方も多かったのではないでしょうか。

しかし、Cさんの言い分にも確かに一理あります。この一理を尊重して、店主が潔くCさんの言い分を受け入れ、「ホームページの案内をしなかったのは、店の落ち度だった」と認めてくれたことで、Cさんは気持ちをおさめることができたのだと思います。  


                                                                                      books小     

TOP↑

| HOME |